冬の水管理

冬の水やりどうしていますか?全国的に降水量は少ないようですが、寒いから乾かないとか、芽が伸びてないからあまり水やりしてないの声を聞きますが本当にそうだと思いますか?


冬とはいえど今年は降水量が少なく、両筑の植物たちは半日陰の場所でもよく乾いています。空気もよく乾燥していますし、多少雨が降ってもすぐに乾きます。
乾いているってどうやってわかるんですか?と質問をいただきます。春〜秋にかけては芽が折れていると水切れだ!とわかりやすいですが、冬だと芽が折れるというより新芽が伸びていない分、なかなかわかりにくいです。


気付いたときには、あぁ…葉っぱが変色してる!なんで…???という状態になっています。そこでこちらの画像を見て解説したいと思います。


二本のヒースバンクシアの土をよく見てみると左は少し乾いているタイプ、右は水が多いタイプになります。土は乾くと色が薄くなります。例えば、洋服もそうですが色物のシャツなど濡れると色が濃くなりますよね?それと同じです。


右は濡れているので土の色が濃く、水が多すぎて苔ができています。左は程よく水をもらっているので土がジュクジュクしてません。


次に注目してもらいたいのが葉っぱです。左は健康的な黄緑の葉っぱの色。ヒースバンクシアらしい健康的な葉っぱの色です。右のヒースバンクシアはどうでしょう?所々、芽先が黄色いと思いませんか?
水が多くて根腐れしているときは、だいたい葉っぱが黄色に変色します。他の植物でも当てはまることは多いです。


水やりの間隔はどれくらい?などの質問もありますが、上の説明のように目で見る場合は土の色になります。わからないときは植物を持ち上げてみると重いか、軽いかで判断ができますのでこれも一つの方法です。

一度水切れをしてしまうと冬は特に気づきにくく、じわじわと葉っぱが変色していきます。水が多ければ苔ができたり、葉っぱが黄色になるということを覚えていて下さい。