コーストバンクシア 両筑

こんにちは、ミクです。

今日はタイトル通り、コーストバンクシア 両筑について。

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、今年の秋から販売をスタートした、両筑植物センターオリジナルの新品種です。

コーストバンクシア  両筑の大元が見つけられたのは、おそらく2000年代の中頃だと思います。

育てているコーストバンクシア の中で、葉の色が通常と違うものを見つけ、それを接ぎ木で繁殖し続け、斑が強いもの、先祖返りが少ないものを残して親木にしました。

その親木からさらに繁殖を重ね、ある程度数もできたので昨年末に種苗登録の書類を提出して、6月に出願公表となりました。

なぜ斑入りのコーストバンクシア を販売しようと思ったのか。

一つは、オーストラリア植物で斑入りのものをほとんど見たことがなかったから。

オーストラリア植物は、花に特徴があるからか葉の色が変わったものがあまりありません。自分が思いつく限りだと、ハニーワンダーやサンキストウォーターズといったグレヴィレア くらい。

両筑植物センターで斑入り植物を作り続けるのは「花は一瞬、葉は長い」という考えがあります。花は咲いてから散るまでの期間が短いですが、葉はずっと楽しむことができます(落葉樹であれば落葉までにはなりますが)。

ガーデニングをする上で、花だけではなく葉の色や形、幹や枝の色などいろんな要素で庭づくりをすることが大切だと思います。

オーストラリア植物だと、花に重点が置かれがちですが、私たちとしては花だけでなく葉も楽しんでもらいたいので、その選択肢を増やす一つの植物として、提案して行こうと思ってます。

現在はプランツショップ、オンラインショップで販売しています。春に向けてバラエティのあるサイズで販売をしていきますので、よろしくお願いします!