バンクシア の根元をじっくり見てみよう。

こんにちは、ミクです。

だいぶ涼しくなって、植物を扱うのも辛くない時期になりました。

冬を迎える前に植え替えをする方も多いと思います。

今回は、そんな時に注意してもらいたいリグノチューバの話です。

リグノチューバとはなんなのか?

英語ではLignotuberと書きます。日本語での良い訳が見つからないので、そのままカタカナでリグノチューバと書いてます。

リグノチューバがよく見られるオーストラリア植物は、ユーカリとバンクシア 。

植物の根元をじっくりと見てみると、ボコッと丸くなってます。

この部分は何なのか、、、、。英語の説明になりますが、こちらのサイトにありました。

意訳すると、「植物の根元もしくは土中にあり、デンプンと休眠状態の芽を蓄えている部分。オーストラリアのユーカリでよく見られ、山火事などで上部が枯れた時、新芽を出して植物が生き残るのを助ける」とあります。

リグノチューバがあることで、再生できるチャンスが十二分にあるということですね。

そんなに大事なリグノチューバ、植える時には注意してもらいたいことがあります。

ユーカリやバンクシア を植える際、根元がしっかりと出た状態にしてください。

根元が土や、マルチングのバーク、石などで覆われていると、そこから新芽を伸ばすことができません。活発に出してくることもあるので、根元は必ず出して、マルチングをする際にはリグノチューバの周囲をあけましょう。植物のサイズにもよりますが、周囲の土が見えるくらいにしておいてもいいです。

リグノチューバが土やマルチングで覆われていると、徐々に調子が悪くなって、枯れてしまうこともあります。そして枯れた場合にリグノチューバが覆われていると新芽を伸ばすこともできません。

植える前に、注意しておきましょう。

そして、植物を植えた後、ユーカリやバンクシア が枯れてしまった!ということもあると思います。

その時は、諦めず水やりをして様子をみてください。

リグノチューバから新芽が出てくる可能性があります。

こんな感じで花芽が出ることも、、、。

注意してみていると、上はカラカラに枯れていても、リグノチューバの部分は生きている感じがあることも。

ちょっとだけ、爪で樹皮をめくってみて、水っぽい感じがあれば生きています。その時は諦めずに水やりを続けましょう。

リグノチューバから新芽がしっかりと伸びたら、上の枯れた部分は切り落としてもらえたら大丈夫です。ちょっと株立ちっぽい形になるかもしれませんが、復活の可能性は高いので。

このアエムラ は上が枯れてリグノチューバから芽が伸び、こんな感じなりました。

これからユーカリとバンクシア の植え替えをする人もいると思いますので、ぜひリグノチューバに注目してやってみてください。